2011年3月23日水曜日

幸せのツボ

#twnovel 自分では手が届かない幸せのツボ。多くの人達がお互いに押し合うなか、意固地に自らのツボに手を伸ばす者がいた。彼は他人の幸せを望まなかった。街が幸せな人々で賑わい出した頃、薄暗いアパートの一室で自らのツボを押すことに成功した彼は、満足感に浸りながらその生涯を閉じた。

0 件のコメント:

コメントを投稿