2011年3月16日水曜日

灯り

#twnovel 「みんなの心に灯りをともすのが私の役目」道化師は一輪の花を彼女に差し出した。小さな手が触れた途端、花びらの一つ一つが温かな光となって散り、辺りを包む。人々の顔が微笑みに変わるなか、女の子の表情は曇ったまま。「せつでんしなくていいの?」道化師は彼女を抱きしめた。

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