2011年3月1日火曜日

卒業(2)

#twnovel 最後のホームルームが終わっても、僕は教室を離れる気にはなれなかった。笑顔と涙と歓声とで溢れかえる校門前をベランダから見下ろす。どうして皆、卒業していくのだろう?溜め息をついた僕に先生が言った。「気の毒だが、お前の卒業証書は追試の結果が出てからな」

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