2012年2月20日月曜日

あたたかいもの

#twnovel 改札を抜け地上に出た途端、2人の間を冷たい風が吹き抜けた。「あたたかいものが欲しいね」辺りを見渡したけど、入れそうな店はない。ふいに絡めた腕が引き寄せられた。視線の先には一軒のカフェ。歩を向ける僕を彼女の腕がもう一度引き寄せる。「違う、これで充分って意味」

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