2012年2月29日水曜日

回路

#twnovel 北風が吹き抜けた。「そう言えばさ」唐突に思い出す。「夢を見たんだ。冷たくて引き裂かれそうで、激痛が走って目覚めたらベッドに手を打ちつけてた。これって脳の回路がおかしくなったせいなんだって」ふいに彼女が僕の腕を抱き寄せた。「あなたは、私のカイロです」うん。大丈夫。

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