2012年3月9日金曜日

遅れてない

#twnovel デートに大遅刻して平謝りの僕に対し、彼女は怒るそぶりも見せない。「遅れてないよ、ほら」腕時計の針は待ち合わせ時間ちょうどを指していた。「でも遅れてるって言うなら、この時計壊れちゃったのかな?」冷や汗を拭いながら、僕は口を滑らす。「誕生日、もうすぐだったよね?」

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