2012年4月18日水曜日

念じる3

#twnovel 「利用者が念じる『杜氏』に連れていってくれるのじゃ」タイムマシンを改良した博士はそう言ってマシンを作動させた。それ以来僕は博士と共に全国の酒蔵を呑み歩いている。「どうだ、便利なモノじゃろう」赤ら顔の博士が千鳥足で座席に乗り込む。もはやこれはタイムマシンではない。

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