2012年6月26日火曜日

同窓会を前に

#twnovel 同窓会を前に、微かな青春の記憶を修復屋に持ち込んだ。断片をクリーニングし、欠落箇所を一般的な記憶で曖昧に埋めるのだという。化石の修復じゃあるまいし、そんな出来合いの記憶なんて御免だ。憤慨する私を店員が諭す。「だから笑い合えるんです。記憶なんてそんなものですよ」

0 件のコメント:

コメントを投稿