2011年5月19日木曜日

人生を返品

#twnovel 夕食後にリビングで家族と寛いでいると男が尋ねてきた。俺から買った人生を返品したいという。意味が分からない。ハイハイ分かりましたと適当に答えて扉を閉めた。四畳半の部屋に戻って伸びたカップラーメンを啜る。独り身は寂しい。こんな人生を欲しがる奴なんているものか。

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