2011年6月23日木曜日

#twnovel 一時は溢れんばかりの水をたたえていた泉も、連日の猛暑のためか底が見えてきた。水不足を懸念した人々が社に集まり祈祷する姿を、神は呆れながら見下ろした。「底が見えているのは悲しみの泉じゃ。困ることなどあるか。まぁ、ちと急過ぎたかの」下界に爽やかな風が吹いた。

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