2011年6月6日月曜日

黄昏どき

#twnovel その町の時間は黄昏どきに止められた。どこからか聞こえて来る豆腐屋のラッパ、銭湯の煙、家路に急ぐ子供達、全てが夕日に赤く染まっている。いつまでもこの幸せに浸り続けたい。人々の願いは聞き入られた。時を止めたこの町に夜は訪れない。そして、明日の朝日も昇らない。永遠に。

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