2011年6月28日火曜日

スイカ

#twnovel 親父がスイカになった。「いい大人がタライで水浴びをするわけにはいかんが、スイカなら自然だろう」という言い分だ。そんな親父を羨ましく思いつつ僕は学校へ行く。帰宅するとタライに親父の姿がない。台所で母がスイカに包丁を入れていた。「刑事さん、これが父の失踪の真実です」

0 件のコメント:

コメントを投稿