2011年4月20日水曜日

世界の半分が…

#twnovel 世界の半分が滅びました、とテレビが告げた。そんなことよりさ、と彼女が笑う。ホットケーキ焼けたよ。食べない? その言葉に弾かれるように時計を見た僕は、ネクタイを結び、鏡に映る寝癖を気にかける。甘い匂いに包まれながら、僕らは残された世界で今日も過ごしている。

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