2012年2月26日日曜日

もう一人の

#twnovel 疲れた体を引きずって帰宅すると、暗闇の中にもう一人の自分が現れた。「今まで黙っていたが俺が本家だ。今後も俺として活動するのなら使用料を払え。さもなくば俺と入れ替えだ」俺は迷うことなく入れ替えを選ぶ。伸ばした手が硬いものに弾かれ、鏡の向こうで俺が溜め息をついた。

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