2012年1月28日土曜日

リンゴ

#twnovel 待ち合わせの場所に着くと、彼女がリンゴを手にしていた。聞けば近くの青空市で調子の良いおばさんから買わされたのだという。毒々しいほどに真っ赤なその姿。毒リンゴだったりして?と僕がからかうと、彼女はするりと腕を絡ませてきた。「そしたら、キスしてくれる?」

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