2011年12月24日土曜日

イブの約束

#twnovel 「イブは毎年ここで待ち合わせをしようね」と約束したのは何年前のことだろう。今夜、この場所に君の姿はない。青春の甘い約束とは儚いものだと思う。「一緒に暮らしているのに待ち合わせしなきゃ駄目なの?」玄関先で出迎えた妻が笑った。キッチンから美味しそうな匂いを漂わせて。

0 件のコメント:

コメントを投稿